G-NR57D1PRKZ

「者」を「もの」と書く唯一の例外

法令文の作成ルールのみの限定ルールなのですが、「前条第◯項△号に該当する者であって〜が適当と認めるもの」と、最後の「もの」のみはかなで書くという鉄板のようなルールがあります。理由は漢字は特定の者を定義し、後者は態様を示すから平仮名で書きます。そういうところ気をつけて見てみるとおもしろいですよ。
国語ではなく数学みたいだなって感じる時が多々あります。
 それから、というか、こちらが主題なのですが、「御」と「お」は、漢字かひらがなどちらが正しいのかという点ですが、全ての場合の丁寧語、敬語において、おをつけて修飾する場合は、「御」を使うのが正しい法令文、公用文の正解です。ちなみに「御」は音読み訓読みいずれにも「おん」という読みはありません。ただ、一文中に御があまりに濫用されていると、みっともないので、減らして書くように努めなければいけませんね。「ので」、「が」、「で」を連続してもちいたりすることも原則いけません。理由は、主語と修飾語がぼやけてしまい、誤読させ、分かりにくい文書になります。

CONTACT PAGE TOP

お問合わせはお気軽にこちらから