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債権問題の訴訟について

ある弁護士事務所のHPで、「債権のご相談は司法書士、行政書士ではなくて訴訟のプロである弁護士にお任せください。」と言った記述を見かけました。他の士業をこきおろして売り込むという行為自体いかがなものかと考えますが、大金かけて訴訟を起こしても、債務者に財産がなければ費用の無駄でありまして、支払ないものは支払ないのです。仮に訴えたとしても、裁判所は「支払え」というだけです。財産の差押さえはまた別問題で執行には別途人件費等の費用がかかるのです。差押さえて、競売にかけたって、大してお金になりませんし、金銭化するまでは遠い道のりです。
 よくあることですが、差押さえでは補足できない口座や財産を持っていれば、それも無駄になります。例えば、24kのインゴットをどっかにしまえ込めば、差押さえを逃れることは容易です。それならば、時効で消滅しないようにしながら、相手側からの返済を促すことが一番の方法です。
 訴訟に係る案件は、刑事事件がまず一番、身分や名誉、親権に絡んだものなどが二番、不動産関係がその次くらいで、率直に言って債権債務問題にはなじみませんよ。相手の恨みをかうだけです。少額訴訟などは私個人でも提訴したことがありますが、裁判所は「支払え」という判決文を書くだけです。全くの費用の無駄です。相手が返済する気にならないとお金は返ってきませんから。

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